不眠の改善にホットミルクは効くの?効かないの?
こんにちは、れんです。
寝る前に良い飲み物の代表といえば,
昔からホットミルクといわれています。
「不眠症にはホットミルクが効果的!」
という人は,ぼくの周りにも何人もいます。
でも,本当にホットミルクで不眠は解消されるのでしょうか?
ホットミルクと睡眠の関係
牛乳には,
不眠症に効果的といわれる成分が含まれています。
牛乳の成分には、
「神経ビタミン」とも呼ばれている、
「ビタミンB12」が豊富に含まれていて,
自律神経のバランスを整える働きを促してくれます。
また,イライラを沈める効果のある、
「カルシウム」も含まれているので,
快眠には欠かせません。
さらに,必須アミノ酸の一種である、
「トリプトファン」
という眠りに不可欠な栄養素も含まれています。
この「トリプトファン」から、
安らかな眠りを促す成分の「セロトニン」が、
体内で作られ,睡眠ホルモンと呼ばれる、
「メラトニン」に分解されます。
ただし,
牛乳に含まれるこれらの成分量だけでは、
すぐに不眠の解消につながるわけではありません。
不眠解消に効果的なホットミルクの飲み方
不眠解消に大切なことは,
ホットミルクを飲む「タイミング」と「習慣化」です。
1 睡眠の約1時間前に飲む
ホットミルクを寝る前に飲むことで、
体の内部を温めてくれます。
そして,一時的な深部体温の上昇の後,
徐々に体温が下がっていきます。
人間は体温が下がるときに眠気が生じるため,
就寝前にホットミルクを飲むことで、
眠気を促すことができるのです。
ですから,
睡眠をとる約1時間前に、
飲むようにすると効果が得やすいでしょう。
2 人肌に温める
電子レンジ等で人肌に温めて飲むことで睡眠効果が高まります。
3 睡眠を促す成分を混ぜる
睡眠に効果的な成分には次のものがあります。
《砂糖》セロトニンの分泌が促進されます。
《バナナ》トリプトファンを含んでいます。
《カモミール等のハーブ》リラックス効果があります。
睡眠に対してより高い効果がほしい人は,
これらの成分を混ぜて、
ホットミルクを飲むといいです。
ホットミルク+αで心地よい睡眠を!
基本的には砂糖を入れて飲むのが一般的ですが,
ぼくは次のようなものも入れて飲んでいます。
「粒あん」を少し入れると,
優しい甘さのホットミルクに変身します。
「スライスチーズ」を適量混ぜて、
レンジ等で温めると、
チーズ風味のホットミルクになり,
コクが増します。
この他,ホットミルクにシナモンや黒糖,
ピーナッツバター,ジャム,
きな粉や抹茶などをほんの少し足しただけで、
体も心も温まり,睡眠効果が得られます。
睡眠薬と牛乳の飲み合わせは?
睡眠薬とホットミルクの飲み合わせは避けた方がいいです。
それは牛乳に含まれるカルシウムとタンパク質が、
睡眠薬の効果を弱めたり、
副作用を起こす可能性があるからです。
やはり,水やお湯で服用すべきです。
まとめ
- 牛乳には不眠症に効果的といわれる、「ビタミンB12」「カルシウム」「トリプトファン」が含まれている。
- 不眠解消に効果的なホットミルクの飲み方は「飲むタイミング」と「習慣化」だ。
- 基本的には砂糖を入れて飲むのが一般的だが,+αで睡眠前のホットミルクを楽しもう。
- 睡眠薬とホットミルクの飲み合わせは避けるべき。